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公開日:2011.05.19

フカヒレの恩返しを
気仙沼などで肉まん炊き出し

  • 炊き出しに多くの人が列を作った

 横浜中華街の飲食店「招福門」のスタッフらが、4月8日から23日までの土日で、宮城県気仙沼市や岩手県など3カ所の被災地で炊き出しを行った。



 フカヒレ専門店の先駆けとして知られる同店。主力取引先である気仙沼が大きな被害を受けたことから、「12年間商売させて頂いたご恩を少しでも返せれば」と支援を決めた。



 2トントラック2台分の炊き出し用食料を乗せて現地に向かったスタッフは、道路状況が悪いなか約7時間かけて気仙沼に到着。現地では温かい食べ物を食べることができない状況から、「がんばる亭」の名前を掲げて出来立ての肉まんやあんまん、豚汁を提供すると、1日中列が絶えることがなかったという。



 現地を訪れた点心副料理長の佐々木慎吾さんは、「高台にあったフカヒレ工場まで被害を受けていてショックを受けた。食べ物を譲り合うなど、東北の人の温かさや芯の強さを感じた。今後も現地のニーズに合わせて継続的に支援をしていければ」と話した。

 

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