西区みなとみらいの帷子川沿いで整備が進められてきた「高島水際線公園」(同6丁目、マリノスタウン裏)が完成し、5月25日から一般開放された。
この公園は国道1号築地橋からはじまる水際線プロムナード(遊歩道)と直結し、臨海部における新たな都市公園として建設された。面積は約1・3ヘクタールで、JR貨物の線路を跨ぐ形で整備されている。園内はいくつかのエリアに分かれていて、一番の特徴は、公園西側「親水のゾーン」に造られた「潮入の池」。
この池は、帷子川とつながっていて、同域に生息する魚やカニなどの多様な生物を観ることができる。池の水位も川の干満によって変化する。
この池の整備に計画段階から参加してきた市民団体「海をつくる会」代表の坂本昭夫さんは、「西区や神奈川区、中区など、この地域は海沿いなのに子どもたちが海に触れる場所がなかった。この池でハゼやエビなどを観察して楽しんだり、海をきれいにすることの大切さなどを学んでもらえたら」と語る。公園を管理する横浜市は「都市の中でも豊かな自然を身近に感じることのできる場所として、地元の方だけでなく、多くの来街者にも楽しんでもらえたら」と期待を寄せる。
坂本さんは、「きれいな海や川を守っていくためには行政に頼るだけでなく、自分たちでも行動しなければ」と、公園の対岸にある神奈川区のポートサイド地区側の流域も含めた河川や公園の愛護会設立を検討している。参加希望や詳細問合せは同会事務局【電話】045・317・9055まで。
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