中区・西区版 掲載号:2011年12月1日号
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中華街を拠点に活躍する中国人書家 熊峰(ゆうほう)さん 中区在住 46歳

更なる挑戦 昇り龍の如く

 ○…自身の書道教室を持つ横浜中華街を拠点に、中国書法と日本書道を融合させた独特の書で活躍する。横浜開港150周年やAPEC、上海万博日本館での揮毫など、国内外での活動も目覚しい。「私の書はまだまだ確立の途中。新しさを取入れていくのと同時に、基礎を大事にしたい」。多忙な生活の中でも、市民向けワークショップや講演会など地域貢献の意識も高い。「横浜は文化にも人にも包み込むような包容力がある」と話す。

 ○…中国江西省出身。英才教育を受けて育ち、その才能は幼い頃から際立った。若くして複数の大学で客員教授を務めるなどエリートコースを歩んできた。転機は日本人書家の手島右卿氏の北京での展覧会だった。「衝撃を受けた。自分の作品に対する物足りなさ、そして新しい世界を発見したいという思いが生まれた」。その後母国での地位も名誉も捨て、日本で新しいスタートを切る。手島氏が開校した日本書道専門学校へ入学し、かな文字や日本書道を学んだ。皿洗いや掃除のアルバイトをしながらの学生生活。「何でも初めてのことだったから楽しかった」。振り返る顔には”苦労”という単語が不釣合いなほど充実感が漂う。

 ○…書のこととなると力の入った表情なのに対して、普段は「いつまでも子どもの心を持っているよ」と人懐こい笑顔が印象的。息抜きは幼い頃に書と同様に鍛錬を重ねた卓球。今でも最低週1回以上のペースで汗を流す。「ストレスは溜めたことがない」と、健康管理にも人一倍気を使う。 

 ○…今年を象徴する漢字を聞いてみた。「震災を経て感じた『和』かな」。一人ひとりの心の”和”、みんなの心が繋がる”和”がイメージにある。「来年は更に挑戦したくて、海外での活動も多く予定している」。震災から立ち上がろうとする日本と、挑戦を続ける自身を重ね合わせ「昇り龍みたい」と希望に満ちた表現で締めくくった。
 

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