西区在住の井出研さん、治子さん夫妻による「二人展」が12月1日から5日まで、桜木町駅前の「ギャラリーぴお」で行われた。
井出さん夫妻は1965(昭和40)年に結婚。横浜市立大学附属病院などで外科医として活躍する夫・研さんを、妻の治子さんは2人の子どもを育てながら支えてきた。
研さんが「先輩医師に誘われて」絵を始めたのは30代初め。以来、独学ながら日本医家美術展への出品を目標に年一作のペースで創作を続けてきた。
一方の治子さんは、子育てがひと段落した40代になって日本画を始めた。大作にも積極的に挑戦し、グループ展などに出品を続けている。
「夫婦二人の展覧会を、という気持ちは以前からありました」という治子さん。昨年、研さんが日本医師会最高優巧賞を受賞したことをきっかけに、「何か記念になることを」と準備を進めてきた。
今回展示された作品は約80点。研さんが油絵、治子さんが日本画で、花を主な題材とする治子さんに対し研さんが描くのは風景とスタイルも違う。「水と油なんです」と二人は笑うが、普段の会話も自然と絵に関するものが中心となる。スケッチ旅行に出かけ、気に入った風景があれば足を止め描くことも多いという。
「友人から夫婦で展覧会なんてうらやましいと言われたよ」と笑顔を見せる研さん。これからも互いのペースで絵筆を取るつもりだ。
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