西区の野毛エリアを中心に活動するキャラクター「のげやまくん」が、地元を中心に人気を集めている。公共掲示板やインターネットを通じ、昨年頃から徐々に知名度が上昇。新聞などのメディアにも多数取り上げられ、ますますファンを増やしているという。
のげやまくんは区や動物園などの公式キャラクターではなく、教育関係の仕事をしている男性・Yさん=西区在住=が個人で制作・運営しているもの。一昨年6月に誕生し、主にYさんが管理するHP上で、野毛山動物園や周辺のイベント情報をPRしている。
またポスターに加工され、公共掲示板にも登場。時季に合わせたイラストや漫画となって道行く人を楽しませている。現在は西区をはじめ、中区など近隣区内の約40カ所に貼られ、内容も10日に一度は更新。フェイスブックやツイッターといったSNSも活用しており、気軽に交流できることも人気の理由のようだ。
不思議さが魅力に
のげやまくんは基本的に日本語が話せないため、「のげのげ!」「のげー?」などとしか言葉を発さず、友人キャラクターの「あーあくん」がのげやまくんの言葉を代弁してくれている。また「小さい子どもでもラクガキで描る」(Yさん)シンプルさが特徴だという。
まだまだ謎が多いキャラクターだが、Yさんは「人を楽しませられるようなことをしたかった。『なんだろう?』と少しでも足を止めてもらえたら嬉しい」と話す。
非営利のためグッズ販売などは行っていないが、ファンからの要望でYさんはのげやまくんのぬいぐるみ化を計画中。インターネット上で寄付を募るサイト「CAMP(キャンプ)FIRE(ファイヤー)」を利用し、そのための準備を進めている。
またYさんは「絵本なども作ってみたい」と意欲を見せており、今後ののげやまくんの活躍に期待が高まる。
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