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中区・西区・南区 人物風土記

公開日:2015.10.01

「第3回ちぐさ賞」を受賞したジャズフルート奏者の
小川 恵理紗さん
保土ケ谷区在住 26歳

一期一会の想い、旋律(メロディ)に



 ○…「賞を取れたことはもちろん、夢だったアルバム制作も叶えられて本当に嬉しい」。野毛の日本最古のジャズ喫茶「ちぐさ」が才能ある若手ミュージシャン発掘のために設立した「ちぐさ賞」を受賞。その喜びをあどけなさの残る笑顔で語るが、ひとたび舞台にあがれば凛とした姿で強く、シャープな音色を響かせる。日本人初となる、フルートを吹きながら同時に打楽器の音色を口で表現するボイスパーカッションをする特殊奏法「ビートボクシングフルート」でも定評がある。



 ○…泉区に生まれ、幼少期に保土ケ谷区へ。市立桜台小卒。2歳からピアノを始め、音楽好きな叔父の影響で小学5年からフルートを始める。「中学時代に音大を目指したけどなかなか難しいし、根詰めすぎて音楽を嫌いになりたくない」と一旦はクラシックの道を諦めた。しかし、転機は語学習得を目的に留学したカナダの高校で訪れる。偶然そこがジャズに力を入れている学校で、「みんな譜面読まずに一瞬一瞬のアドリブで演奏するし、クラシックと全く違う世界で驚いた」。でもその自由な世界に心が躍った。ジャズの楽しさに触れる中で高校最後の大会で仲間と金賞を取り、「ジャズの道に進もう」と決めた。



 ○…高校卒業後はアメリカ・カンザス州の大学で学び、名門バークリー音楽大学に編入。世界中から集まる才能溢れる若手音楽家たちと昼夜を問わず練習に明け暮れた。「技術で学んだことも多いけど、『観客のために演奏するのではなく、曲を本当に好きになって演奏しなければ観客の心には響かない』という教えが一番心に残っています」



 ○…「今でもステージに立つ前は心臓バクバク」と白い歯を見せる。ちぐさ賞受賞で出演の依頼も増え、今後の活躍が期待される。「ジャズはぜひライブで聞いて欲しい。アルバムができたらツアーをするのが次の目標。『フルートにこんな楽しい吹き方がある』ということを伝えていきたい」

 

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