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黄金町の団体に地球市民賞 地道な文化交流が評価

社会

掲載号:2018年2月1日号

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受賞通知を手にする竹内理事長(右から3人目。同4人目は山野事務局長、同5人目は環境浄化推進協議会の谷口会長)
受賞通知を手にする竹内理事長(右から3人目。同4人目は山野事務局長、同5人目は環境浄化推進協議会の谷口会長)

 NPO法人・黄金町エリアマネジメントセンター(竹内一夫理事長)が、2017年度の国際交流基金「地球市民賞」に選ばれた。2009年の設立以来、アートによる地域の魅力づくりを進めており、真摯(しんし)で地道な文化交流が評価された。

 地球市民賞は、国際交流基金が全国各地で地域に根差した先進的な国際文化交流活動を行う個人や団体を顕彰するもの。今年度は自薦・他薦の149団体から応募があり、そのなかから黄金町を含む3団体が選ばれた。

 受賞が決まった黄金町エリアマネジメントセンターは、09年4月に設立されたアートによるまちの再生に取り組む団体。活動する初黄・日ノ出町地区は、2000年代初頭に売春などを行う違法飲食店が軒を連ねており、まちの再生は地域住民らの悲願だった。

 03年には地域住民らによる「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」が発足し、05年1月に県警による「バイバイ作戦」で違法飲食店が一斉摘発された。そして、アートイベント「黄金町バザール」が08年に初開催。その成果から継続的にアートによるまちづくりをしていこうと行政の支援を受け09年に同団体が設立された。

 地域住民や横浜市、警察などとの協力のもと秋の「黄金町バザール」をはじめ、地域の子どもたちを招いたアートイベント、また国内外のアーティストを招き制作・発表の場を提供する活動にも取り組んでいる。地域とともに進めてきたこれらの地道な文化交流が今回、評価された。

経済再生の下地、課題

 同賞受賞決定を受けて1月23日には黄金町のスタジオで記者会見が開かれた。

 同団体の竹内理事長、山野真悟事務局長をはじめ国際交流基金の柄博子理事、また環境浄化推進協議会の谷口安利会長、市文化観光局の中山こずゑ局長らが出席した。

 同地区出身の竹内理事長は「昔は売春・麻薬・暴力があり、黄金町のことを話しにくかった」と振り返りつつ「生まれ育ったところは大切。今後も行政や警察と協力して頑張っていきたい」と話していた。美術作家である山野事務局長は「アーティストをいかにこの地域に定住させるか。経済的再生の下地をつくることが課題」と語っていた。

 地球市民賞は85年に創設、100団体が受賞している。72年に外務省所管の特殊法人として設立した同基金(現在は独立行政法人)は総合的に国際文化交流事業を実施する専門機関。

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