今年度から西区青少年指導員協議会の会長を務める 高田 初夫さん 西区宮ヶ谷在住 67歳
温かいまなざしで見守り
○…「春の委嘱式で会長就任を伝えられて本当に驚きました。青天の霹靂」と目を丸くする。西区に6つある連合町内会・自治会ごとに青少年指導員も組織されており、会長はそのまとめ役だ。自身は、三ツ沢ハイタウンのある宮ヶ谷から浅間町などを含む第六地区で20年以上にわたり指導員として活動してきた。
○…地域と学校が両輪となって子どもたちを育むそのつなぎ役である指導員。7月には全市統一行動パトロールを実施したばかりだ。また小学校と連携した万華鏡づくりをはじめ、ランチハイキング、紙ヒコーキ大会など、年間を通して様々な活動をおこなっている。毎年120人ほどが参加するランチハイキングは、10以上の班に分かれてカレーライスをつくる。「材料は全部同じなんだけど、全部味が違うんですよね。それがおもしろい」
○…三ツ沢ハイタウンに住んだ40代で指導員に。「ソフトボール大会に参加したらそのまま誘われて」と苦笑い。出身は横浜駅に近い神奈川区鶴屋町。現役のころは変電設備の保守・点検の仕事に従事し、横浜をはじめ川崎や横須賀、平塚など県内の事業所で働いてきた。退職したのは3年前とあって仕事で慣れ親しんだスマートフォンを使いこなす。「連絡は『LINE』ですよ」とにっこり。保育士の妻は今も現役で「私は地域のことに専念しています」と笑う。98年の夏に横浜スタジアムで妻と娘とともに観戦した優勝は忘れられないと根っからのベイスターズファンでもある。
○…今年度は18人が新しく仲間入りした。西区の指導員は総勢81人に。「子どもと同じ目線でともに成長してもらいたい」と、過去の自分を思い出すように新人たちにエールを贈る。温かい地域の見守り役として、今日も活動に汗を流す。
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