横浜の総鎮守・伊勢山皇大神宮(池田正宏宮司)で12月2日、境内入口「注連柱」の大しめ縄掛け替えが行われた。新年を迎える準備として例年2日に執り行われている恒例行事。
大しめ縄は、直径約30cm、長さ約4mにおよぶ。当日は朝早くから県内の神輿保存会のメンバーが集まり、納められた細い縄をなうことで大しめ縄を作り上げた。
拝殿正面の2本のしめ柱に足場を組み飾り付け、神職がお祓い。その後には「くぐり初め式」が執り行われた。大しめ縄の掛け替えと同時に、境内各所のしめ縄も新調され、これを機に本格的な正月の準備が始まる。
同神宮のしめ柱は東日本では最大級で、1889(明治22)年に当時の横浜の大遊郭・二葉楼から奉納されたもの。
1年余りで創建150年
2020年の創建150年に向け準備が進む。今年9月には伊勢神宮の内宮にあった「西宝殿」の材を譲り受け新本殿が完成し、ご神体も遷座された。20年5月15日に奉祝祭を予定する。
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