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公開日:2019.03.07

JICA横浜で記念企画
マチュピチュ拓いた男に迫る
野内与吉の孫、登壇

  • 式典であいさつした与吉の孫、セサル良郎さん=2日

 日本人移民を乗せた佐倉丸がペルーに向けて横浜港を出港して今年で120周年。そのペルー日本人移民を記念した企画展「マチュピチュ村を拓いた男・野内与吉とペルー日本人移民の歴史」がJICA横浜の海外移住資料館で5月26日まで開かれている。入館無料。

 3月1日には、同所で式典が開かれ、野内与吉の孫で日本マチュピチュ協会会長を務める野内セサル良郎さんをはじめ、ペルー共和国のハロルド・フォルサイト大使らが参列した。

 野内与吉は1917年、22歳で福島県からペルーへ。今では年間100万人の観光客が訪れる「マチュピチュ遺跡」の玄関口であるマチュピチュ村を開拓し、発展に尽くした。企画展示では、与吉がつくった開拓工具や外交資料、また解説パネルが並び、ペルーにおける日系社会の形成や2世、3世が活躍する現在の日系社会を紹介する。

 式典で登壇した孫のセサル良郎さんは「ペルー共和国に興味を持ち国際理解につなげる機会になれば」と期待を示した。

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