中区・西区版 掲載号:2019年3月7日号
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中区防災減災講演会に登壇する 吉田 律人さん 中区在勤 38歳

防災・減災は歴史を頼りに

 ○…横浜開港資料館の調査研究員として3月17日、中区防災減災講演会に登壇する。テーマは「大火災に向き合った人びと」。関東大震災が起きたとき、東京よりも出火地点が多く被害が大きかった横浜で消防体制はどうだったのかを当時の資料などを用いて紹介する。「先人たちは災害とどう向き合ってきたのか。過去を知ることは、現在の防災・減災の備えに繋がります。ぜひ聴きに来てください」と呼びかける。

 ○…新潟県に生まれ、大学進学を機に横浜市に出てきた。父は消防士。小学生の頃に見た災害現場に駆け込んでいく父の姿が印象に残っている。また母から越後の名将上杉謙信の存在を聞かされてから歴史に興味を持ち始め、高校生までは地元で高校教師を目指していた。しかし、「本気で歴史を学ぶなら東京の大学に進学をしたほうがいい」と周りからの助言もあり、國學院大学文学部史学科に進んだ。

 ○…大学では近現代史を専攻し、父の影響で災害をテーマに研究。内閣府の災害教訓の継承に関する専門調査会のメンバーとして調査報告書も執筆した。卒業後は横浜市史資料室の調査研究員を4年間務め、2013年から現職に就いている。代表的な著書に『軍隊の対内的機能と関東大震災―明治・大正期の災害出動』がある。

 ○…就職が縁で横浜に通うことになったが「近現代史の研究を、開港することで都市化が進んだ横浜を舞台にできることは嬉しい」と笑顔。しかし、歴史資料は関東大震災や横浜大空襲でほとんど焼失してしまった。「新聞や統計資料で残っているものを掘り起こしながら過去の消防体制を明らかにして、災害の備えに役立てたい」と研究者の意欲は尽きない。
 

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