旧横浜山手女子中学・高校(現中央大学附属横浜中学・高校)の創立者である渡邊多満(たま)(1858〜1938)の功績を称える顕彰碑が中区山手町の同校跡地に完成。除幕式が3月7日に開かれた。
渡邊多満は横浜を代表する商人・渡邊福三郎の妻として、日清日露戦争の遺族・遺児らのための婦人慈善病院や孤児院の経営再建・運営を主導した。女性の社会進出支援にも尽力し、1908年には日本初の女子夜間学校、横浜女子商業補習学校を設立。1934年には山手に校舎を移転。81歳で亡くなるまで、同校の理事長を務めた。
学校はのちに横浜山手女子中学・高校へ改称。2010年には中央大学の附属校となり、13年に校舎は都筑区へ移転。校名も現在のものとなった。
除幕式には中央大学の大村雅彦理事長や、多満のひ孫で旧横浜山手女子学園理事長の渡邊順生氏らが出席した。
式典であいさつした大村理事長は「碑は功績を顕彰するだけでなく、山手女子学園が共に育んできた、横浜の皆さんへの感謝とお礼を表したものです」と語った。
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