中南米の日系人女性グループが1月24日、西区西戸部町1丁目の婦人グループとともに日本の家庭食をつくった。
国際協力機構(JICA)が招いたもので、各国の日系人社会活性化を目的とした研修の一環。参加したのはアルゼンチン(1人)、キューバ(1人)、ブラジル(5人)、ボリビア(1人)の日系人女性8人。1カ月ほど滞在し、座学や実地などを通して日本に理解を深めるというもの。
豚汁に舌鼓
当日は羽沢西部自治会館を会場に、西戸部町1丁目で10年前から地域食堂を開いている婦人グループ4人とともに、豚汁・いなり寿司・焼き鮭・漬物をつくった。
研修メンバーと婦人グループが一緒に横浜南部市場に食材を買い出し。その後、自治会館で料理をし参加者全員でテーブルを囲んで食事をしながら、活動紹介や意見交換などを行った。
食堂の運営メンバーが調理方法を教え、日系人が調理を担当。ブラジルから参加したオカムラ・菊池・ルシア・ヨシエさんは、豚汁の美味しさに「国に帰って、ぜひつくりたい」と話していた。またブラジルは「フルーツが美味しい」、キューバは「ビーチがよい」などの”お国自慢”も。
地域食堂運営メンバーの一人、芝山帛子さんは「食事を毎日つくる女性の悩みは外国でも同じ。身近な話題で打ち解けることができた」と感想を話していた。
この研修は海外日系人協会がJICAから受託し実施。今回の料理づくりは、西戸部町1丁目に拠点を置く地域づくり団体・野毛坂グローカルの協力で実現した。
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