700店舗近くの飲食店が立ち並び、市内屈指の飲み屋街として知られる「野毛エリア」。野毛飲食業協同組合の田井昌伸理事長に現状を聞くと「肌感覚では緊急事態宣言以降、8割近くのお店が休業している。昼からの営業にシフトしたりテイクアウトを始めるお店も多いが、どこもお酒あっての商売なので売り上げは厳しい」と話し、飲食店への家賃補助などに関して、一刻も早い政府の対応を求めた。
常連客らが応援
野毛本通り沿いにある『ミラクル商会』の前では週末土日のランチタイムにあわせて、全5店舗が持ち寄ったテイクアウトメニューを販売している=写真。この合同販売は『ブラッスリー ピガール』の店主・井上憲治さんが、仲間の店舗に呼びかけて始めた取組みだ。「気分が落ち込みがちな中、仲間と一緒に販売することでモチベーションが保てている」と井上さん。通りがかりやSNSの情報を見て買いにきたという”野毛ファン”も多く「家でお店の味が楽しめるのが嬉しい。馴染みの店で買うことで少しでも支援になれば」「種類が豊富なのでテイクアウトメニューだけで『はしご』ができそう。大変だと思うけれど頑張って欲しい」と応援する声が聞かれた。GW(ゴールデンウィーク)中(5月1〜4日※荒天中止)も実施予定だという。
SNSでの情報発信のほか、クラウドファンディングを通じて300万円以上の資金が集まったという店舗もあり、常連客が店を支援する動きが徐々に広まっている。
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