毎年、4月上旬の週末に大岡川の両岸を会場に行われてきた「大岡川桜まつり」(中区エリア)の実行委員会が、9月に解散した。
これまで近隣8町内会と4商店街会を母体として実行委を組織してきたが、メンバーの高齢化や人手と資金不足により不参加の意向が多数あったため、実行委では解散の判断に至ったと説明している。
来年以降は、これまでの「桜まつり」は実施されないことになる。「南区桜まつり」は主催団体(南区役所が主体)が異なるため、今後も開催予定だ。
中区エリアの大岡川さくらまつりは、1993年に日ノ出町町内会などが中心となって地域活性化を目的に行った「大岡川フラワーフェスティバル」が始まり。その後も、地域住民が主体となって開催してきた。桜並木にはぼんぼりが飾られ、近年では約80ほどの屋台が並ぶなど、
にぎわいを見せていた。
今年で28回目の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。
3回目から実行委員長を務めてきた一ノ瀬成和さん(77)は、担い手である地域住民の意欲の問題だと指摘した。「今年は新型コロナで中止せざるを得なくなり、じっくりと考えるきっかけになった」と話した。
実行委は解散したものの「大岡川桜まつり」の名称は存続させる意向で、その活用方法などは今後検討する。
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