注意喚起するペコちゃん人形（伊勢佐木町にある横浜センター店）
神奈川県警察は５月17日から洋菓子販売やレストランを手掛ける（株）不二家フードサービスと連携した特殊詐欺対策を実施している。
当日は現存する店舗では最古の不二家レストラン横浜センター店＝中区伊勢佐木町＝で取り組みを開始した。
今回行われる対策活動は、県内店舗のうち、20店舗でお馴染みのキャラクター「ペコちゃん」人形にプラカードを首から掛け、来客者に注意喚起を行うもの。プラカードには「おじいちゃん、おばあちゃん！気をつけて！」と高齢者に呼びかける文言に続いて「急にお金が必要！用意して！」「キャッシュカードを預かります！」「ＡＴＭで医療費を還付します！」といった詐欺グループがよく使う文言が記載され、被害にあわないよう呼びかける。
出席した県警察の担当者は同社に感謝の言葉を述べ「今回の取り組みを通じて多くの人に注意を促せたら」と語った。
また店舗やデリバリーの利用者に防犯チラシを配布している。同社店舗運営部の大城戸義晴さんは「元町発祥の不二家にとって神奈川はゆかりの地。三世代など年配者のご利用が多い当店でプラカードを見てもらうことで、犯罪の抑止につながれば」と話している。
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