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【Web限定記事】 横浜大空襲を伝え続ける 5月29日、大通り公園内の祈念碑公開

社会

公開:2021年6月3日

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大通り公園にある祈念碑を訪れた人に資料を渡す遺族会の元会員
大通り公園にある祈念碑を訪れた人に資料を渡す遺族会の元会員

 8千人以上の死者が出たと言われる1945年の横浜大空襲から76年となった5月29日、阪東橋駅そばの大通り公園内にある平和祈念碑には、犠牲者の冥福を祈る人が訪れた。関係者は「こうした取り組みを続け、空襲があったことを伝え続けたい」と改めて平和の大切さを訴えた。

 横浜大空襲では、B29爆撃機などによる40万発の焼夷弾で約8千人が犠牲になり、30数万人が被災したとされる。特に中区や南区の被害が大きく、市全体の3割以上に被害が及んだ。

声なき声を

 阪東橋駅そばの大通り公園内にある平和祈念碑にも5月29日、花を手向ける人の姿が目立った。

 祈念碑は1992年に横浜戦災遺族会が建立したもの。毎年、5月29日には、祈念碑内部にある犠牲者約1千人の名前や年齢が刻まれた銘板を公開している。

 遺族会は一時、約1500人の会員がいたが、高齢化などで減少。活動が難しくなったことから、2014年に祈念碑を市に寄贈。遺族会の活動者が約10人になったことを受け、今年4月末に解散を決めた。

 空襲経験者の父の跡を継いで遺族会の会長を務めていたいけのや池谷倫世さん(66)は「空襲や戦争で亡くなった方の声なき声を伝えたいという思いは変わらない」と語る。池谷さんらは祈念碑を訪れた人に碑の説明や市内に残る戦争の記録などをまとめたパンフレットを配布した。

 15年まで市立横浜商業高校で有志の生徒と空襲の記録などを調べる活動を行い、現在は市立東高校=鶴見区=に勤務する鈴木晶教諭が東高の生徒と祈念碑を訪れた。生徒は「今まで空襲があったことを知らなかったが、もっと調べてみたいと思った」と感想を語っていた。

 池谷さんは「特に若い世代に空襲のことを知ってほしい。そのためには、学校の中でも教える機会をもってほしい」と話していた。
 

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