赤英町内会の会長で地域の防災訓練実施に尽力する 森下 茂さん 中区赤門町在住 71歳
「赤英、赤門が大好き」
○…「避難訓練+防災炊き出し大作戦」と称して、横浜日ノ出桟橋の前で実施された毎年恒例の防災訓練。初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会の主催で赤英を含む3町内会が共催する。会場では大きな釜を使った炊き出しを主導するなど、訓練を円滑に実施する縁の下の力持ちだ。
○…「今年は炊飯が焦げすぎちゃってね」と苦笑い。また、防災訓練を周知する看板が目立たないとして、来年はその課題解決に取り組みたいとする。東日本大震災のような災害がいつ発生するか分からないと危機感を持ち、「日頃からの訓練が万が一の時に役立つ」と語気を強めた。訓練には地域住民だけでなく、中消防署の署員や消防団員、大岡川でSUP(スタンドアップパドルボード)を展開する団体のメンバーらも参加、用意した200人分のおにぎりが足りなくなるなど、参加者の増加にうれしい悲鳴を上げる。
○…伊勢佐木町7丁目の出身で東小、吉田中の卒業生。妻の実家があった赤英町に住んで40年ほどという。現役時代はトラックの運転手として北海道から九州まで全国を走り回った。町内の夏まつりには顔を出していたが、地域にどっぷりと関わるようになったのはリタイアしてから。町内会役員の働き掛けもあり会長に就任、5年目になる。「最後は責任とるから、若い人たちにはどんどん参加して欲しい」と今では40代の住民も町内会活動に参加するようになったという。
○…「赤英、赤門が大好き」とほほ笑む。この町内の安全・安心を守ろうと、帰宅が夜遅くなった時には、町内をぐるりとパトロールも。向こう三軒両隣ではないが、「お年寄りを大事に、子どもにやさしく、みんな仲の良い町内にしていきたいね」と目を細めた。
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