ビールの麦芽の搾り粕を使った再生紙を製造・販売する 松坂 匠記さん 西区みなとみらい在勤 33歳
地域と二人三脚で
○…ビールの醸造過程で出る麦芽の絞り粕。ほとんどは産業廃棄物として捨てられる。その現状を知り、ビール発祥の地である横浜で一念発起。絞り粕を混ぜ込んだ再生紙「クラフトビールペーパー」を開発した。「横浜はクラフトビールのブルワリーが特に多いエリア。少しでも課題解決に貢献できれば」と瞳を輝かせる。
○…福岡県北九州市の出身。工場が多い地域柄、公害問題について学ぶ機会も多く「幼い頃から環境問題は身近だった」。小学1年生から20歳まで野球に打ち込むなど何事も地道に取り組む努力家。プログラミング等のスキル習得も大学編入試験の際にコツコツ勉強し攻略。大学入学後、知り合いから医療現場の過酷さを聞いた際、「ITの力でもっと効率的に診療ができれば」とエンジニアの道へ。「困っている人がいたら、助けになりたい」を原動力に行動を起こす。
○…前職で出会った妻・良美さんと社会課題の解決に取り組む(株)kitafukuを設立し独立。主にIoTデバイス製作などを手掛けていたが2020年に会社が2期目に入り新規事業を模索。元同僚が製紙会社で、廃棄される食材を原料に再生紙を製造していることを思い出し「横浜にまつわる素材で出来ないか」と初めてのモノづくりに挑戦。同僚やブルワリーの協力もあり、製造・販売までこぎつけた。今では世界からも注目を集める。
○…結婚を機に17年に横浜に越した。利便性の高さや人の温かさに「どんどん横浜が好きになっていった」。クラフトビールペーパーを通じ、地元ブルワリーやスタートアップなどさらに縁が拡大。周囲への感謝と愛情があふれる。「地域の困り事を、地域と二人三脚で解決していきたい」
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