中区・西区・南区 社会
公開日：2024.02.29
山手エリアにこども食堂
横浜ＬＣ支部が直営
中区山手町にある教会「横浜山手聖公会」のホールを会場に２月13日、こども食堂がオープンした。その名も『スマイル食堂』。子どもたちに笑顔を届けたいと奮闘するのは、奉仕団体・横浜ライオンズクラブ（ＬＣ・和田實会長）の支部のメンバーたちだ。
横浜ＬＣでは、以前から磯子区にあるこども食堂へ食材費の寄付を行っていたが「お金の寄付だけでなく直接支援をしたい」と考え、新たに子どもの支援を行う支部を立ち上げたという。１月のプレオープンには、対象エリアの元街小と北方小から約70人が参加した。
本格始動となった２月13日のメニューはラーメンと切り干し大根サラダ、おにぎり。支部メンバーの１人である吉田充基さんが吉野町のラーメン店『味道』の店主であることから提供された本格的な１杯に驚きの声があがるなど、食を通じて参加者たちが会話するきっかけになっていた。参加した子どもの母親は「共働きだと夕食を子どもだけで食べたり遅くなることも多いから、こども食堂があると助かりますね」と笑顔に。支部メンバーの奈良美砂さんは「将来的には学生ボランティアと一緒に子どもたちの勉強を見てあげるなど、地域の居場所的な役割も担えたら」と話す。
食材支援呼びかけ
現在食堂で使う食材は寄付や持ち寄りで賄っているため、食材の費用の捻出が課題に。フードドライブを活用しながら、地域住民からの食材寄付も呼びかけている。食品は調味料、缶詰、菓子、乾物など未開封で１カ月以上賞味期限がある常温保存可能なもの。食堂開店時間に会場へ持参を。毎月第２・４火曜午後５時〜７時。小学生は無料。事前予約制。（問）奈良さん【携帯電話】０９０・２６４９・１３１３
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