総合型地域スポーツクラブのNPO「みなとみらいクラブ」の理事長を務める 河部 誠一さん 西区在住 61歳
スポーツの楽しさ皆に
○…みなとみらい本町小の開校を機に2018年、西区では初の総合型地域スポーツクラブを立ち上げた。原則は「多種目・多世代」「民間による組織運営」。「地域コミュニティの場や子どもが多様なスポーツに挑戦できる環境を目指したい」とチーム作りや子どもの教室、学校開放の利用管理などを担う。
○…バレーボールとの出会いはジョージ・ワシントン大学に留学しNASAで研究をしていた20代の頃。それまでスポーツと特段、縁がなかったが、「いろいろな種目にすぐ参加できる環境に驚いた」と振り返る。帰国後、エンジニアとして働いていたが、バレーの指導者と縁があり36歳でデータバレーの分析ソフトの販売やサポート業務を行う会社を設立した。「NASAで学んだエンジニアリングを捨ててバレーを取りました」。その知識を生かし全日本男子チームのスタッフも経験した。
○…休みの日は自宅で映画やバレーの動画を見て疲れを癒す。高1と小6の息子の成長が日々の楽しみ。「この間は運動会が同じ日で、午前は長男、午後は次男の応援にはしごしたんです」とにっこり。クラブで指導する子どもにも「スポーツを通していい経験をたくさん積み、人間性を高めてほしい」と温かに見守る。「できなかったことができて喜ぶ姿を見ると嬉しいですね」
○…体罰や賃金の問題から指導者の質が上がらないなど、多様な課題を抱える日本のスポーツ界。「遅れている部分もある」と声に力を込める。体制が整っていない学校開放の現場では、利用者の固定化も指摘される。相田みつをの「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」という言葉を胸に、地域の人が平等にスポーツを楽しめる環境づくりに努める。
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