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「大通り公園水の広場愛護会」の会長を務める 笠原 光子さん 西区在住 72歳

公開:2024年7月11日

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笠原 光子さん

花咲く交流の場に

 ○…「私がやらなければ誰がやる」。ごみが散乱した大通り公園を見て使命感にかられ、たった1人で清掃や花植えを始めたのが15年前のこと。ひたむきな姿勢や明るく誠実な人柄に惹かれて仲間が集まり、今では老若男女から障がい者、外国人まで多くのボランティアが参加。夏には大輪のタイタンビカスなどが咲き、花の名所として訪れる人を楽しませている。

 ○…肉親が続けて亡くなり心が疲弊する中、健康のため散歩に訪れたのがきっかけだ。「花を植えることで公園がきれいになり、私も生きる力をもらった」。沖縄出身であることや子どもが障害を持って生まれたことを長年誰にも言えず悩んだ自身の過去を振り返り「この場所が誰かの拠り所になれたら」と話す。

 ○…沖縄・津堅島(つけんじま)出身。米軍の統治下にあった地元を離れようと、中学卒業後単身大阪へ。生活環境も文化も異なる中、紡績工場で働きながら高校に通うのは想像以上の厳しさだった。「仲間は次々と帰郷したけれど自分だけはと思って。あの時頑張れたから今がある。私の原点かな」。出版社に勤め、結婚後に横浜へ。子育て時代に地域で始めた英語教室が好評となり、短大に再入学して起業するなどビジネスの才能を開花。未知の世界を切り開いてきた。今もLC(ライオンズクラブ)や沖縄の実家跡地を公園に整備して開放するなど、横浜と沖縄の地域奉仕に力を注ぐ。

 ○…最近では手話にも挑戦。誰もが歌って踊れる横浜のご当地ソングとして『ハマサンバ』を広めたいと、自ら実行委員会を立ち上げPRするなど実にパワフルだ。来年大通り公園の整備が予定されている。愛護会としてどう関われるか不安もあるが「地域の公園として、誰もが集えるコミュニケーションの場になって欲しい」と切に願う。

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