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中区・西区・南区 社会

公開日:2025.06.05

関内エリア
シニアの「居場所」に
認知症カフェを初開催

  • テーブルを囲んで談笑する参加者たち。今後は地域の店舗や人材を活用した体験イベントなども予定している

 関内の地域交流拠点・泰生ポーチフロント=中区相生町=を会場に「認知症カフェ」が5月16日、初めて開かれた。

 認知症カフェとは、当事者や家族を支えるため、認知症の相談や情報交換を行う場のこと。地域の民生委員や自治会、老人クラブら有志による「関内シニアカフェ」が企画した。当日参加者たちは、和やかな雰囲気の中、コーヒーを飲みながら会話を楽しんでいた。参加した80代の女性は「関内は高齢者が気軽に集える場所がない。話ができるだけでも楽しい」と話していた。

 近年マンションが急増している関内エリア。便利な立地から、戸建てから移り住む高齢者世帯も多いという。しかし、地域の福祉拠点である地域ケアプラザは中学校区に一つと決まっており、既存の不老町地域ケアプラザまでは距離があるのが課題になっていた。

 そのため関内シニアカフェでは、高齢者が安心して過ごせる居場所づくりを目的に、2023年4月から泰生ポーチで月2回の健康麻雀を開始。自然なつながりが生まれてきたこの場所で、認知症カフェの開設に至った。代表の一宮均さんは「認知症の有無に関わらず、地域交流の場として気軽な感じで立ち寄ってもらえたら」と参加を呼びかけている。次回は6月6日(金)の15時〜18時。参加費300円。毎月第1・3金曜に開催。

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