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中区・西区・南区 社会

公開日:2025.07.18

横浜開港資料館
クラウドファンディングでデッキ完成
「たまくす」の木陰で憩う

  • 支援者らが集まったセレモニーの様子

  • 机と椅子が設置され、木を見ながらくつろげる空間に

 横浜開港資料館=中区日本大通=は7月10日、整備を進めていたバリアフリーデッキの完成記念セレモニーを同館の中庭で行った。

 同館は、横浜開港のシンボルツリー「たまくすの木」の木陰を誰もが憩える空間に整備するため、昨年5月21日から7月19日までクラウドファンディングを実施。リターン品には周辺の事業者が提供する商品やサービスを取り扱う「地域循環型」として支援を呼びかけた。最終的に227人から669万9千円の支援金が集まり、達成率は133%となった。

 セレモニーでは、同館を管理・運営する(公財)横浜市ふるさと歴史財団の佐藤信代表理事らが、集まった約30人の支援者やリターン商品協力企業の社員に感謝の言葉を述べた。

 デッキの設置により、たまくすの木をより近くで見ることができるように。建物側の通路も広くなり、車いすやベビーカーのすれ違いも可能となった。デッキ上には(株)三陽物産=中区長者町=から贈られた机と椅子4セットが設置され、よりくつろげる場所に生まれ変わった。今後はこの空間を生かしたイベントの開催なども検討しているという。  

 リターン商品の提供のほか、「たまくす基金」として商品やカフェの売り上げの一部を寄付した(株)ありあけ=中区日本大通=の堀越隆宏代表取締役社長は「この場所が世代を超えて、人と人とを結び、横浜の魅力を伝える時の広場となっていくことを願っている」と話した。

 

 

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