中区・西区・南区 社会
公開日:2025.09.11
「活動でイキイキ、健康に」
かいご予防サポーター 植田さん夫妻
「かいご予防サポーター」は南区独自の介護予防ボランティアとして今年で20周年を迎えた。現在約140人が活動しているが、15年以上前から活動する夫婦がいる。2007年から活動を続ける植田節子さん(82)と1年後に活動を始めた夫の光男さん(88)に話を聞いた。
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同サポーターは、介護予防について学習し、自分で取り組むことに加えて介護予防の取組・必要性などを地域や周りの人へ伝えていく活動を行う。運動や認知機能などの機能低下の恐れがある「フレイルのサイン」を早期にみつけ、予防の取組を伝える「みなみフレイル予防健診」や「脳トレウォーキング教室」の運営、南区内各所に出張して「フレイル予防出前講座」などを担う。
外出するきっかけ
同サポーターに一足先に登録した節子さんは、定年を迎え、家にいることが多くなった光男さんにサポーターに登録してみないかと声をかけた。「老後の生活の中で家にいるだけだと外とのつながりがなくなり、心配だった」と節子さん。光男さんは、サポーターを始めたことで新たな出会いがあり、同世代の仲間が増えたことで、外に出るきっかけになった。「今も仲間に会えることが活動を続ける原動力となっています」と笑顔。
自らの生活にも
植田さん夫婦は、日頃からの運動や健康を考えた食事など、介護予防で学んだ知識を生かしている。節子さんは「サポーターの活動に参加すること自体が介護予防にもつながっていますね」と話す。2人とも、大きな病気もなく、健康で元気に過ごしているという。
あと2年で90歳を迎える光男さんは、「老後を楽しく生活にするには、フレイル予防の取り組みはとても大切だと身をもって感じています。元気ある限り、サポーターを継続していきたい」と意気込みを話した。
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