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公開日:2025.10.09
小説『永田町のシンデレラ』
元女性キャスターが腐敗政治に挑む
横浜市内の書店で好評販売中
政治小説『永田町のシンデレラ』(著者・西川三郎氏)が9月11日、幻冬舎から発行され、全国の書店に並んでいる。横浜市内でも各書店と電子書籍で好評販売中だ。このほど有隣堂横浜駅西口ジョイナス店の週間文庫ランキングで1位を獲得した(9月29日時点)。
同書は、早朝の情報番組でキャスターを務める主人公・松嶋玲子の日常から始まるが、出演者の縁で瞬く間に政界入り。テンポよくストーリーが進み、10年後、少子化対策担当大臣として奮闘する姿が描かれる。そして、予期せず総裁選に出馬する羽目となり…。
永田町を舞台に玲子の目線で描かれる日本の政界に巣くう諸悪の根源。しかしどんな苦境にも決してあきらめない玲子の執念が、読者の心を揺さぶる痛快小説だ。
経営者の顔も
著者の西川氏は、IT人材派遣事業などを展開するジャパニアス(株)=西区みなとみらい=の代表取締役会長兼社長。昨年、売上高100億円を突破した敏腕経営者の顔を持つ。高校2年生で小説家を志し愛媛県から東京都へ上京。学生時代は小説づくりに没頭した。
会社員になってからも執筆活動を続け、1996年に生保業界を舞台にした『凍える豹』で作家デビューに至った。
「政治に興味を」
経営者と二足の草鞋を履き活動を続け、数々の小説作品を残してきた。同書は初の政治小説となる。西川氏は「今の政治がよくなってほしいと筆を執りました」と少子高齢化が進む日本への危機感や不透明な政治の現状を憂い「政治に興味を持つ人が増えないと変わらない。この本がそのきっかけになると嬉しい」と思いを語る。
小説「永田町のシンデレラ」著者・西川三郎
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