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公開日:2025.12.25
市政報告
深夜勤務と育児守る仕組みを国に提案
横浜市会議員(南区) 熊本ちひろ
初めて政治の世界に挑戦し、今年2月に市会議員として議席をお預かりしてからもうすぐ1年となります。私が政治を志すきっかけとなった深夜帯にも働いている子育て世代への支援についてお伝えします。
私は政治の道に進む前、鉄道の現場で働き宿泊を伴う深夜勤務も経験してきました。横浜市にも市営地下鉄、下水道、水道、消防など、24時間体制で市民生活を支える多くの仕事があります。
深夜勤務のある家庭では、小さなお子さんを夜間に一人で残すことはできません。夫婦での調整や祖父母の支援など、周囲の協力を得ながら、なんとか仕事と育児を両立している方が多くいますが、どうしても調整が難しい場合に命綱となる制度が、育児・介護休業法の「深夜業の制限」です。これは子育て中の働き手の深夜勤務を免除できる制度ですが、対象は子どもの小学校入学前までに限られています。
私は議会で、実態調査や対象年齢の見直しなど、制度の拡充を国に要望してほしいと訴えてきました。その結果、本件が市の政策提案に新規として盛り込まれ、山中市長が国に要望を行いました。また、国会でも同様の問題提起をお願いし、国民民主党の日野さりあ衆議院議員が「夜勤の担い手をどう確保するかではなく、子育てと仕事の両立を支えることで現場の人材を守り、育児退職による人材流出を1件でも減らす制度づくり」を提案しました。
これからも国と自治体で連携し、現場の声を制度に反映できるよう全力で取り組みます。
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