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和竿師で「横浜マイスター」に選定された 早坂 良行さん 六ツ川在住 64歳

掲載号:2015年9月3日号

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抜かりない職人の心

 ○…こだわりの”戦う竿”を約40年にわたって作り続けた功績が認められ、横浜市が優れた技能職者に与える「マイスター」の称号を得た。「和竿全盛だった50年前と異なり、いろいろな竿が出てきた現在、ここまでやって来られたのが不思議」と照れくさそうに笑う。8月27日の称号授与式を終え、「ほっとした。まだまだこれからやらなければならないことがある」と身を引き締める。

 ○…子どものころから釣りが大好きだった。中学時代、横浜の広大な港でクロダイを釣ることに憧れたが、高価な竿は手が届かず、「自分で作ってしまった方が安く済む」と竿作りを始める。高校卒業後、製作に必要な工具を横浜の釣り具店で探していた時、「おまえは竿を作りたいのか」と後に師匠となる店の常務から声を掛けられ、その店で働きながら竿作りの修業に励むようになった。「職人として一人前になるには自分も釣りを知らなくてはだめ」と作った竿を海で試し、実戦感覚を磨いた。

 ○…26歳で独立。来店客がどんな竿を求めているのか、熱心に耳を傾けることを心掛けた。「同じ魚を釣るにも、季節によって竿の作りに微妙な変化を加えなくてはならない。(竿は)高い買い物だが、それに見合う良さを感じてもらいたい」と職人の感覚を大切にしながら客の期待に応えるべく、努力を惜しまない。

 ○…六ツ川で妻と息子と暮らす。以前は家族でよくキャンプに行ったという行動派。15年前から地域の仲間が集まるボウリングサークルに入り、3ゲームで「646」のスコアを出したことも。「この前のゲームでは個人でトップの成績だった」と嬉しそうに笑う。店では竿作り教室を1991年に開講。後継者も育ち始めたが、「甘い誘惑はできない」と慎重なのは、その道の厳しさを知っているから。「頑張る気持ちがあれば応援してあげたい」。どんな時も手を抜かない職人の心を伝えていく。
 

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