南区版 掲載号:2015年11月26日号 エリアトップへ

書道家で10月に出版された法華経書写練習帳の作成に携わった 粟津 絵里さん 蒔田町在住 52歳

掲載号:2015年11月26日号

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心と人生、文字で動かす

 〇…書道指導歴は20年を超えるが、自らの”お手本”が本になるのは初めて。「書店で平積みになっているのを見るのが嬉しい」と笑顔。パソコンの普及で手書き文字が少なくなる中、「紙にゆっくりと文字を書く時間を持ち、自分と対話してほしい」とおっとりとした口調で願いを語る。

 〇…愛知県で生まれ育ち、3歳で書道と出会う。小学5年の時、展覧会で大きな紙に力強く書かれた文字が少女の胸に飛び込んだ。「作品の前で動けなかった」ほどの衝撃が「人生を左右する作品を書ける書家になりたい」という夢をもたらした。教室で技術を上げ、大学以降は助手として教え方も学んだ。卒業後、視野を広げようと銀行へ就職。結婚を機に退職、出産し、専業主婦をしていたが、夢に向かう背中を押したのは3歳の娘だった。「自分が始めた3歳で習字を習わせたいと思った」と知人の子どもを迎え入れ、「紅花書道塾」を開く。「娘を自転車の後ろに乗せて必死に会場を探した」。優れた技術に夢をかなえるための強い意思が掛け合わされ、23年間で教室は7カ所に広がった。

 〇…「白い紙に黒一色で線を引き、白い部分で表現する”余白の美”がある」と古典書道の良さを語る。4年前からは両手で抱えるほどの大きな筆を音楽に合わせて動かす”パフォーマンス書道”や店舗ロゴのデザインにも挑戦。2013年にはパリでパフォーマンスを披露した。「言葉は通じなくても見ている人の心を動かせた」。小学5年で受けた衝撃を今は自らが与える立場になっている。

 〇…今年結婚した娘は社会人になっても母の講座やパフォーマンスで助手を務め、高校生の息子も書道コンテストで入賞を繰り返す。「心が折れそうでも夫、子どもが支えてくれた」と感謝を忘れない。「日本文化の素晴らしさを発信したい」と海外の活動を増やす意向もある。人の心、人生を動かす文字は海を越えて世界へと広がろうとしている。

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