「みなっちスポーツフェスタ」の実行委員として運営に尽力する 稲垣 恵子さん 南太田在住 59歳
発想と行動で交流広げる
○…2月11日に開催されたスポーツフェスタの実行委員として7年前から活動する。回を重ねるごとに地元住民に知られるようになったフェスタは、南区体育協会の17団体の関係者らが運営に携わる。「それぞれ競技は違うけれど、しっかりとしたつながりを持っている。自分で言うのも変だが南区体育協会はとても”いい感じ”」と誇らしげな表情を見せる。
○…フェスタは当初、室内でのインラインスケートと卓球教室が主だったが、毎年10人前後で構成される実行委員会を中心に改良を重ねた。4回目の開催から近くの大岡公園で行うグラウンドゴルフを取り入れ、昨年には子どもが楽しめるミニゲームコーナーを設置。これまでは午前のイベントを終えると会場を離れる参加者も多かったが、「今年はお弁当持参で午後の運動会に備える親子もいた」とフェスタの魅力が浸透してきたことを喜ぶ。
○…磯子区出身で子どものころから横浜は地元。中学時代に武道を志そうと南区で活動する剣友会に入った。「柔道は(相手との)接触が嫌だった」と笑う。21歳で結婚した後、南区へ移った。子育てが落ち着き始めた37歳の時、子どもが出場した地元の剣道大会でかつての師匠と再会。競技への思いが再燃し、稽古着を買って再び道場通いを始めた。現在は6段の腕前。南区剣道連盟では昨年から副会長を務める。
○…夫と次男と南太田で暮らし、保土ケ谷区の富士見台小学校放課後キッズクラブで主任指導員として働く。地域スポーツクラブ「カンガルークラブ」ではマネジャーを務め、長女はクラブでスケートやダンスを教えている。慌ただしい日々を送る中、合間を見つけて楽しむのが趣味の編み物。南区のコミニティハウスで講師もこなす。「何かを企画して形にすることが好き。地域に必要とされる体育協会になれたら」。持ち前の行動力でスポーツを通じた地域交流の輪を広げていく。
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