南区版 掲載号:2016年6月23日号
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南保護司会の会長として更生支援に取り組む 岡本 和子さん 南太田在住 72歳

広い心で受け入れ、褒めて

 ○…犯罪や非行に陥った人と面接などを行いながら、更生を支援する保護司。5月、南区で活動する52人の代表に就任した。「保護司の活動を地域に根付かせたい」との思いで、7月3日に小中学生が発表などを行う「社会を明るくする運動南区推進大会」を公会堂で開く。毎年、1中学校区の児童・生徒に参加してもらって5年目。「会と学校とのつながりは、他区からうらやましがられるほど」と自信を見せる。

 ○…1988年から保護司に。当初は対象者が面接の約束時間に来ないことも多く、任務の難しさに戸惑った。それでも「対象者がほっとする場を作りたい」と決して押し付けや説教口調になることはなく、優しく接した。「心の中にあるものを聞いてあげる」という姿勢を貫き、「髪型や服装、褒められるところを見つけている」。更生や社会復帰を終えた後も近況報告をしてくれる対象者が多いのは、親身に広い心で向き合ってきた結果だ。最近は精神疾患を伴う対象者が増えた。「保護司も勉強しなくては」と真剣な眼差しで語る。

 ○…東京・大田区出身、幼少期は相模原で過ごす。高校卒業後は伊勢佐木町の野澤屋(後の横浜松坂屋)で経理を担当し、職場結婚。息子2人を育てながら、保護司として活動してきた。「家庭、保護司と『今日はどの役割だろう』と決めないと」と笑う。50歳からホームヘルパーとして13年間活動。自宅介護の経験もあり、近所の人に介護法を教えることもあるという。

 ○…家の玄関先には夫の両親からつながる”家系図”が張られている。夫の兄弟、子ども、孫…約60人が連なり、家族を大切にする気持ちが伝わってくる。「孫が家に泊まるともう大変で」と言いながらも、目尻が下がる。週1回は社交ダンスで気分転換。会長として「今までのつながりを持ち続けたい」と展望を語り、相手に寄り添う広い心で更生を支援。南区と社会を明るくしていく。

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