南区版 掲載号:2018年3月1日号
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「あいわパン」の店主で南小学校の児童の要望に応えて給食にパンを提供した 佐々木 建治さん 中島町勤務 46歳

食の安全、パン作りで発信

 ○…南小学校4年生の総合的な学習の中から生まれた「ふるさとのパンを作りたい」という要望に応え、2月22日、「桜あんぱん」を555個作り、給食に提供した。「子どもたちのパンに対する知識が深まり、食の安全について考えるきっかけになれば」と話す。

 ○…磯子区出身。前職の金属加工会社に10年間勤務したが、「いつか自分で事業を行いたい」という夢は持ち続けていた。自分の裁量と責任で働ける仕事がしたいと考え、起業や独立を支援する説明会やセミナーに参加。「転職を考えていた時もパン屋をやるとは考えていなかった」と笑う。しかし、参加していたプロジェクトが無添加生地で体に優しいパンを作っていたことや、子どもたちに健康な食生活を送ってほしいと考え、2012年10月、パン店を弘明寺商店街そばに開いた。

 ○…「少しでも安全な食材でおいしいパンを地域の方々に提供する」をコンセプトに国産小麦100%使用の無添加生地にこだわる。昨年はパン専門のコミュニティーサイトが選ぶ「パンオブザイヤー」のカレーパン部門で「焼きカレーパン」が金賞に選ばれた。「インド料理店でカレーの試作をしてもらったり、自宅で試行錯誤しながら開発をした」と振り返る。「試作品が増え過ぎて、妻がカレーを作らなくなった」と苦笑い。今では1日に約1千個のパンを作る人気店になった。

 ○…妻と3人の子どもと磯子区で暮らす。定休日の日曜日も仕込みを行うため、数時間は店に行く。映画鑑賞や釣りなど多趣味だが、仕事の忙しさで没頭できる時間がないのが悩み。パンの仕込みのため、夜中に起きて出勤している。「大変だけど、パンオブザイヤーなど、これまで強く思い続けてきたことはほとんど実現することができた」と目を輝かせる。「今後は店を大きくしたい」と目標を語り、おいしいパンを子どもや地域に届け続ける。
 

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