南区の中学生らが所属する硬式野球チーム横浜南ボーイズ(大谷剛正会長)が6月23日まで市内などで行われた「日本少年野球選手権大会」の神奈川予選を制し、3年連続6回目の全国大会出場を決めた。チームは春の県予選も制しており、春夏連続の全国大会出場となる。大阪市で8月にある大舞台で悲願の日本一を目指す。
1回戦は川崎ボーイズと対戦。力強い打線で快勝し勢いに乗ると2回戦、準決勝を圧勝した。決勝は過去に黒星を喫したことがある座間ボーイズと対戦。3回に座間ボーイズに2点を勝ち越されるが、5回に同点に追い付き、6回に逆転。5―3で勝利し、3年連続の夏の全国大会行きを決めた。
中林優太主将(3年)は「チームにはどこにも負けないスイング力を持っている。リードされる場面もあったが、焦ることなく試合に臨むことができた」と話し、全国の大舞台を勝ち抜きたいとした。
長打力を強化
南ボーイズは2009年に夏の全国大会初出場。3回目の挑戦となった14年に初勝利。16年には準優勝に輝いた。17年は初戦で敗れており、今回は初優勝を目指す。
チームは、バントを使わず、とにかく打ち続けることで得点を重ねるスタイルを目標にしている。後藤均監督は「選手は打つことが好き。バットを振り込んで長打力を上げることができれば外野手が後ろへ下がり、ヒットゾーンが広がる」とねらいを話す。「昨年と比べ、スイングのスピードが上がり、自信が付いたことで、リードされても慌てなくなった」とチームの成長を語る。ほかにも基礎体力の強化を行い、平日練習に体幹トレーニングを取り入れた成果がバッティングに表れているという。
県予選で好投を見せた晒谷貫太投手は「県予選では力を抜いて低めにしっかりと投げることができた」と話し、メンバー全員が「今年こそは日本一を取れるように一生懸命頑張りたい」と意気込んでいる。
全国大会は8月2日から大阪市で始まり、全国の強豪48チームが参加。念願の全国大会初優勝をかけて熱戦を戦い抜く。
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