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南区 人物風土記

公開日:2018.11.29

合唱団「コール・アルモーニア」に33年間所属し、指導を行う
佐藤 英子さん
永田台在住 70歳

気持ち一つに紡ぐ歌

 ○…1985年に永田小学校PTAコーラスとして発足以降、33年間、合唱団に所属し、指揮者とともに歌い方や発声の方法を指導している。2006年に「コール・アルモーニア」に団体名を変え、県の音楽祭や音楽団体の招待演奏会などに参加している。「20人以上いた団員も今では9人に減ってしまった。人数の少なさを気持ちでカバーしている」と笑う。

 ○…仙台市出身。幼少期から歌うことが好きで、童謡や唱歌など、自分の好きな歌を口ずさんでいた。高校生の時、自分の好きなことを学びたいと、東北で唯一音楽を学ぶことができる高校に進学。大学は国立音楽大学に進み、声楽を学んだ。

 ○…24歳で結婚し、永田台へ移り住む。娘が永田小学校に通っていたことがきっかけでコーラスに入団した。今も活動する団員は「全員発足当初からのメンバー。30年以上一緒にいると気持ちも分かり合え、意見も交わしやすくなる」と笑顔。一人ひとり持つ個性を壊さないように合唱としてまとめることを心掛ける。「親の介護や家庭の事情を抱え、練習のやりくりが大変だった」と苦労を語るが「歌うことが安らぎだと思って時間を作って練習に参加している。どんなことも歌ったり話すことで共感しあえる」。練習中は自分の歌う顔を団員に見せ、発声の方法や歌のフレーズを全員で共有することに徹底的にこだわる。「こだわりがあるからこそ、歌を認められた時は本当に嬉しい」と白い歯を見せる。

 ○…現在は夫と二人暮らし。昨年から地区の民生委員会長を務め、赤ちゃんのいる家庭を訪問する活動も行う。ゴルフも趣味で友人と御殿場や郡山へ出掛けることも。今後は「団体が1年でも長く、楽しく活動できるようにしたい」と話し、歌の本質を問い続けていく。

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