プロ野球のロッテなどで投手として活躍した倉持明さんの講演会が2月23日に六ツ川台コミュニティハウスで行われ、少年野球の指導者や六ツ川中野球部の生徒ら約50人が参加した。
抑えで活躍
倉持さんは1972年にロッテへ入団。クラウンライター(現・西武)を経て再びロッテに戻ってからは抑え投手としてチームを支え、80年にはオールスターゲームに出場した。83年に引退。通算206試合に登板し、17勝40セーブを記録した。現在は千葉テレビのロッテ戦中継で解説を務めるほか、新横浜でマンツーマン指導を行う少年向けのピッチング教室を開く。娘の明日香さんは「AKB48」元メンバー。
倉持さんは一時、六ツ川に住んでおり、少年野球を指導。当時のチーム関係者らと親交が続いていることから、講演会が企画された。
経験を踏まえ「勝つための5条件」をテーマに語った。倉持さんはプロ野球チームが勝つためには▽ナンバー2▽リーダー▽キャッチャー▽ストッパー▽外国人--の5つが揃っていることが大事だと力説。2月に亡くなった野村克也さんを引き合いに「指導者がレベルアップすれば、あぐらをかく選手もいなくなる」と情熱をもった指導が大切だとした。
プロ選手を目指す球児には「膝と股関節を鍛えることが重要」とし、中学生でもできるトレーニングの例として、水や砂を入れた2リットルのペットボトルを持ち上げることを勧めた。
講演後は六ツ川中野球部の選手に「即席指導」が行われ、左投げの投手に基本的なフォームを教えた。倉持さんは「指導者は子ども一人ひとりに合った言葉を見つけてほしい」と語った。
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