中区山下町にある「ホテル横浜ガーデン」が3月31日で閉館することになった。
同ホテルは1988年10月にオープン。横浜スタジアムや中華街、オフィス街に隣接するシティホテルとして、観光からビジネスまで幅広く利用されていた。館内には2つのレストラン、テラス席のあるカフェ、宴会場、チャペルも併設し、地域の会合や団体の定例会場に使われるなど、地元からも親しまれていた。
横浜スタジアムそばの立地を生かし、2018年6月には横浜DeNAベイスターズ初のオフィシャルホテルになった。7階フロアの5部屋をベイスターズをテーマに装飾した客室として提供し、ライブビューイングも実施。2階のバーカウンターには選手の写真やサインが並び、ファンを喜ばせていた。
閉館は昨年11月に決定し、年明けにホテルのサイトで公表してからは閉館を惜しむ声が続々と寄せられているという。
南区でも南消防団や南事業会、横浜南青色申告会などが新年会や総会の会場として使用するなど、多くの人に親しまれていた。
同ホテルを運営する湘南ホテルマネジメントは「今まで多くの地域のみなさまにご利用いただき感謝の一言に尽きます」とコメント。土地と建物は売却予定だが、売却先や今後の活用方法などは公表されていない。現状の建物が壊されることはないとのことで、4月以降に新しい所有者からの発表があるものとみられる。宿泊は3月30日まで、レストランなど館内施設は3月31日まで営業する。
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