みなみ桜まつり
蒔田公園 久々に活気
5年ぶり、踊りの花咲く
3月28日
市立南が丘中学校(市之瀬雅夫校長)は生徒が授業などで作った作品を別所コミュニティハウスに11月4日から10日まで展示した。作品は新型コロナウイルスの影響で一般公開しなかった10月の文化祭で並んだもの。子どもたちの活躍を見られなかった保護者や住民に発信しようと、同ハウスの協力を得て絵画など約50点を展示した。
保護者・住民へ
同校で10月29日に開催された文化祭「南颯祭」はコロナ禍のため、保護者などの来場を禁止し、内部公開のみとした。教職員は地域に発表する機会を失った子どもを元気付けようと、「3密状況を避けた上で何かできないか」と議論。施設が同校の隣で、交流のある別所コミュニティハウスに作品展開催を提案し、同ハウスの境博一館長=人物風土記で紹介=もそれに応えようと、短期間で設営した。
作品展には学校が選んだ約50点を展示。コロナと戦う医療従事者を労うポスターやザリガニの観察絵日記、手作りの百人一首読み札、委員会の活動報告などが並んだ。
同校卒業生で作品展を見た南川葵さん(17)は「ザリガニの観察絵日記など、個性豊かな作品ばかりで楽しかった」と話し、コロナ禍に負けない後輩を称えた。同校の市之瀬校長は「生徒が努力の成果を地域に発信することができて嬉しい。協力してもらった施設の皆さんには感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
形変え行事開催
毎年、文化祭の中で行っている合唱コンクールは、密を作り飛沫飛散の恐れがあることなどから、学校が再開した直後の6月に中止を決めた。その代わりとして取り組んだのが選択授業。生徒が国語、理科、美術など18のテーマから好きなものを一つ選び、3学年が一緒に学んだ。生徒からは「先輩・後輩の距離間がなくなった」という声も寄せられた。
そのほか、同校は本来は2泊3日の自然教室を1泊2日に短縮、秋頃に開催予定だった体育祭を来年2月に延期し、密を回避した開催形式を検討するなど、コロナと共存する新しい生活様式の下で学校行事に取り組む。
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