南永田団地の活性に努め、地元の小中学校の体験授業をサポートする 佐藤 明美さん 永田みなみ台在住 71歳
笑顔とやりがい原動力
○…南永田団地のイベント企画などに取り組むNPO法人「永田みなみ台ほっとサライ」のスタッフとして奮闘する。団地に暮らして38年、地域の小中学校と関係を築き、児童の総合学習などをサポート。誰からも気軽に「明美さん」と呼ばれる姿を見ると、すっかり”地域の顔”だ。「『永田みなみ台が故郷で良かった』と思ってくれる子どもを増やし、数十年後に彼らがまちを盛り上げてくれれば」と穏やかに語る。
○…33歳のころ、家族で川崎市から南永田団地に移り住んだ。「故郷の広島のように緑が多く、人情深い土地柄だから」とすぐに地域の輪に入った。民生委員やまちのごみ減量化などに取り組む南区環境事業推進委員を務めるなど、多岐にわたって活動する。「忙しさに追われることもあるけど、それ以上に皆さんとのつながりを深められる嬉しさが大きいから頑張れる」とパワフルだ。
○…障害のある人が仕事のやりがいなどを学ぶ永田北の地域活動センター「めざみ」の理事長を4月から務めている。「自分の仕事がまちを笑顔にするという喜びを知ってほしい」との思いで通所者が作った菓子を団地内のサロンで提供するなど、縁の下から支える。「『やりがい』は誰にでも平等に与えられるべきもの。まちで働く人のやりがいが大きければ、地域に活力とにぎわいが生まれると思う」
○…12月12日に団地の商店街で行う「つながり祭」の準備を進める。その中で行われる永田台小の児童が「団地内を走りながら地元を知る」をテーマにしたマラソン大会の設営にも携わる。自身は7人の孫の成長を見守る祖母。「コロナ禍でも子どもの笑顔を絶やさないよう、今できることを模索したい」話し、にぎわいをもたらす。
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