少年野球チーム「清水ヶ丘ジャイアンツ」の加藤連志君(南太田小6年)がこのほど、横浜DeNAベイスターズのジュニアチームに選抜された。清水ヶ丘ジャイアンツからの選出は2年連続で、加藤君は12月29日から横浜スタジアムなどで行われるNPB12球団の大会への出場に向けて練習に励む。
ベイスターズジュニアは、毎年12月に開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント」に出場するために結成される選抜チーム。選考には県内外からプロを目指す小学生選手が集まり、2007年には現在ベイスターズの楠本泰史選手などを輩出している。
今年の選考には約450人が参加し、16人を選出。監督はベイスターズOBで89試合に登板した秦裕二さんが務める。
先輩の言葉で奮起
1次選考は感染症対策として、打撃、投球、守備、走塁の動画を30秒ずつ撮影し、YouTubeに投稿する方式をとった。加藤君は「コロナ禍で調整不足だったことや、審査する人の顔が見えないなどの不安があった」と振り返る。
そんな不安を払拭したのが清水ヶ丘ジャイアンツOBで昨年のベイスターズジュニアを3位に導いた佐々木芽一さんと半田南十さん。中学生になった2人の「考え過ぎず、いつも通り全力でやれば何とかなる」との言葉が後押ししてくれたという。
そして、最終審査の3次選考では、ノーヒットながらも持ち味である堅実な守備を見せ、見事メンバー入りを果たした。
守備から好機を
加藤君は地元チームでは主将を任され、3番バッターを務めるが、ベイスターズジュニアでは主に下位打線を支える。「大振りせずにバントなどの小技を使って、後ろの打者につなぐバッティングを心掛けたい」と話す。また、監督やコーチからは高い守備力に期待を寄せられ、内野の全ポジションを守る。
大会は初戦で広島東洋カープジュニアと地元の横浜スタジアムで対戦する。加藤君は「自信のある守備から試合のリズムを作り、仲間と一緒に秦監督を胴上げしたい」と力強く話し、4年ぶり2度目の優勝を目指す。
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