横浜南法人会
公益社団化10周年祝う
3月28日
市立永田台小学校(武山朋子校長)の5、6年生が総合学習の中で相次いで地元を元気付ける取り組みを行った。児童は昨年7月頃から準備を進め、住民とコミュニケーションを図り、郷土愛を醸成していった。
視覚で伝える
5年1組の34人は新型コロナウイルスの影響でまちのイベントが中止となり、意気消沈する住民を元気付けようと、壁に立体風の映像を映し出す「プロジェクションマッピング」を作った。
映像は小学校近くの南永田団地の活性化に努める住民や児童の見守り活動に取り組む人のインタビューと、祭りの様子などを描いたパラパラ漫画を組み合わせたもの。約10分間に地域の魅力を詰め込んだ。
編集や構成の一部は映像制作会社の社員がサポートしたが、取材先への依頼や交渉、パラパラ漫画作りは児童主導で進行。約8カ月かけて完成させた。3月18日の夜、保護者や住民を校庭に集めて作品を上映すると、観客からは惜しみない拍手が送られた。
担任の三石聡美教諭は「制作当初は内輪ネタばかりだったが、授業を重ねるごとに『相手に伝わるもの』という観点を持つようになったし、自主性も表れた」と話し、児童の成長を実感した。
音色でまち元気に
6年2組は「コロナに負けるな」を合言葉に、和太鼓演奏にチャレンジした。地域に高齢者が多いことから、世代になじみのある「弾打」と「ソーラン節」を発表することにした。
永田台コミュニティハウスを拠点に活動する「横濱太々鼓(ででんこ)」に師事し、昼休みや放課後など、総合学習以外の時間も練習に取り組んだ。伸び悩む時期もあったというが「6年間の集大成を見せたい」との思いで壁を乗り越えた。
発表当日は約80人の前で練習の成果を披露。力強い和太鼓の音色に観客は聴き入った。担任の守屋みなみ教諭は「子どもたちの心のつながりを感じて感動した。和太鼓の先生や見に来てくれた皆さんに感謝する姿に感心した」と振り返った。
小学校の取り組みについて、永田みなみ台連合自治会の常木敬司会長は「まちの活性化にとどまらず、児童に活躍の場を与える良い活動。子どもたちの努力を無駄にしないためにも、大人も地域を盛り上げる方法を考えなければ」と話した。
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|
|
<PR>