南太田在住の高橋充さん(73)の水彩画展が中区桜木町の「ぴおシティ」で5月13日から18日まで行われた。透明水彩絵の具で描いた風景画や肖像画が約40点展示され、6日間で多くの人が訪れた。
高橋さんは住宅総合メーカーを定年退職後に独学で水彩画を描き始めた。家庭菜園をする知人にもらった玉ねぎの模写を礼状に描き、その高い画力を褒められたことがきっかけだった。各地の水彩画展に足を運んで感性を磨き、自分に合う技法を模索。10年間で400枚以上の作品を描き上げた。
自身4回目の個展となった今回は「自由」がテーマ。横浜港の街並みをありのままに描いた作品を展示した。清水ケ丘公園の木々や南太田四丁目公園から見る富士山などを模写した地元の風景画も並んだ。イタリアのコロッセオ、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城といった世界の建造物やモナ・リザなどの肖像画も目を引いた。
また、作品を縮小したレプリカや絵はがきも販売され、会場はにぎわった。高橋さんは「感染症対策を施すとはいえ、コロナ禍で開催していいのか最後まで迷った。多くの方から感想をもらい、『やって良かった』と思うことができた」と話し、来場者一人ひとりに感謝の言葉を伝えた。
新型コロナウイルス収束後は国内の名所巡りをしたいといい、創作活動に意欲を見せている。
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