みなみ桜まつり
蒔田公園 久々に活気
5年ぶり、踊りの花咲く
3月28日
南区内の各地で同時にごみ拾いを行い、歩いて決められた場所を目指す「つながり清掃ウォーク」が5月22日に行われた。東京五輪・パラリンピックを前に、おもてなしの心や地域の連帯感を育むための企画で、2018年から開いていたが、新型コロナウイルスの影響で1年半ぶりの開催となった。この日は385人が参加し、蒔田公園など4カ所の拠点を目指して清掃しながら歩き、地域のつながりを再確認した。
「つながり清掃」は、まちの美化活動に取り組むさまざまな人や団体が同時期にごみ拾いをすることで、連携を深めたり、一体感を生み出そうと区が企画したもの。
18年3月に第1回を開催。同日に各地から蒔田公園と大岡、六ツ川、永田東の公園を目指し、ごみを拾いながら歩いた。18年11月、19年11月にも開催。19年は約400人が参加した。開催月を「つながり清掃月間」とし、学校や町内会などで、一斉清掃日以外の活動も盛んになっていた。
五輪へおもてなし
当初、20年に予定されていた東京五輪・パラリンピックを目標に、きれいなまちで来街者を迎えようという計画だった。「つながり清掃」も五輪前後に計2回開くことになっていたが、感染症の拡大とそれに伴う五輪の開催1年延期により、「つながり清掃」も取り止めになっていた。
感染症対策を講じながら、地域活動が再開しつつある中、区は4回目の開催を決定。5月22日は、各地区でごみの分別やリサイクル活動の啓発を行う環境事業推進委員を中心に呼び掛けに応じた住民が参加した。
東蒔田第一町内会の住民は、町内会館から鎌倉街道沿いを歩き、歩道に捨てられていたたばこの吸い殻やペットボトル、マスクなどを拾って歩いた。前日まて風雨が強く、葉っぱや紙ごみなどが歩道や道路に散乱する様子が目立った。同町内会の清掃には松山弘子区長、富井孝副区長らも同行。住民とともにごみを拾いながら、地域の状況などを聞いて歩いた。
出発から約1時間で蒔田公園に到着。蒔田地区のほかの町内会やお三の宮地区、太田東部地区などの町内会の参加者も次々にごみが入った袋を持って公園に集まった。
久々の行事
蒔田連合町内会の茅野繁会長は「久々に地域の人が集う行事となって良かった」と話し、参加者からは「ごみを拾いながら歩くのは気分がいい」「しばらく顔を見ていなかった人に会えて嬉しかった」などの感想が聞かれた。
約490kg集める
区によると、この日の参加者は4カ所合計で385人。集められたごみは約490kgだった。
参加者には区から五輪カラーをイメージしたタオルがプレゼントされた。過去3回は青、黄、黒のタオルが渡され、今回は緑色で区のマスコット「みなっち」が描かれていた。コロナ禍で地域のつながりが希薄になる中、区は「輪を広げることを目標にしたい」と話し、五輪後にも5回目の一斉清掃を行う方針だ。
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