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3月28日
南太田2丁目にシェアスペース「南太田ブランチ」が完成し、オープニングイベントが5月29、30日にあった。建築家の永田賢一郎さんが電材問屋のビルを改装して作ったもの。アトリエや商品販売など、幅広い使い方ができる。レトロな内装が特長で、永田さんは「南太田をはじめ、周辺のつながりを作れれば」と新たなまちづくりの拠点にしようとしている。
「南太田ブランチ」は永田さんが取得し、自宅にしていた電材問屋の荒川電気商会の本社ビルの3、4階部分を使ったもの。永田さんは長野県・立科町で「地域おこし協力隊」として現地への移住や定住を促進する活動を行っており、平日は長野、週末は横浜という生活を送る。ビルは改装の上、昨年11月に竣工。住居部屋以外にも多くの部屋があり、シェアスペースとして貸し出すことを決めた。
永田さんは2018年、西区・藤棚商店街の一角にコミュニティスペースと仕事場を兼ねた「藤棚デパートメント」を立ち上げ、イベントを開いたり、飲食開業希望者向けのキッチンを提供するなどしている。南太田での新たな拠点開設に「地域で暮らす人にとって、もう一つのリビング、仕事場、アトリエになるような場所を作りたかった」という。
近隣活動者が参加
オープニングイベントには、すでに入居が決まっている手作り菓子店や弘明寺商店街内の日替わり店舗「アキナイガーデン」で活動するコーヒー店のほか、南太田駅前のレンタルシェアキッチン「シムズキッチン」を利用する人などが出店。屋上には家具が展示され、さまざまな使い方が披露された。
訪れた人からは「部屋から昭和の雰囲気が感じられる」「販売やイベントなど、使い方の幅が広そう」などの感想が聞かれた。
イベントを終え、永田さんは「今後も多くの人が関われそうな場所になった気がする」と手応えを語り、まちづくりの拠点を仲間とともに作っていきたい考えだ。
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