パチンコ店「ドキわくランド井土ヶ谷店」の店長で地域に根差した活動を進める 篠崎 達也さん 井土ヶ谷下町勤務 46歳
「ありがとう」を原動力に
○…「パチンコ以外でも皆さんを笑顔にする取り組みを進めていきたい」──。強い信念を持ち続けて20年、景品で余った食料品を地域に寄付する活動を発案するなど、柔軟な発想で店に新しい風を吹かせてきた。「『ドキわくランドが近所にあって良かった』と言っていただけるような愛される店を目指したい」と熱い思いを語る。
○…「人を楽しませる仕事に就きたい」との思いで、大学卒業後にドキわくランドを運営する会社に入った。「全ての人に感動を」という経営理念が頭の中で繰り返される中「通常業務外でも誰かの役に立ちたい」との感情が芽生えた。店内で写真展を企画したり、食イベントの運営に携わるなど、社内で前例のないことに挑戦してきた。「『ありがとう』の一言が『次も頑張ろう』と前を向く原動力になる」
○…好きな言葉は「三方よし」。「会社、お客様、地域が幸せになれば自然と『ありがとう』の言葉も増えるから」と穏やかな笑顔を見せる。後進の育成を任される機会が多く、人間味のある接客を実践するように呼び掛ける。「お客様と気軽に世間話ができるような信頼関係の構築が大切」と話す。余命わずかの常連客と記念写真を撮影し、亡くなった後にその人の家族から感謝の言葉を掛けてもらった経験などが物語っている。
○…趣味は読書でジャンルは問わない。「本はバッグに常備している」といい、読書で得られた考え方が企画発案などに活かされる。店の情報や自身の日常などを綴った「ニュースレター」を毎月発行し、地域に配っている。「『店長の人柄が伝わる』といった感想をいただけるので作り甲斐がある」とにっこり。「やれることはトコトンやる」をモットーに、井土ヶ谷を笑顔にする。
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