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南区 社会

公開日:2021.07.08

認知症 ラインで知る
市とNPO、ドコモが連携

  • 発表された「まちかどケア」ライン公式アカウントの画面

 横浜市から認知症サポーター養成講座などを委託されている認定NPO法人「市民セクターよこはま」がNTTドコモと連携し認知症に理解を深めるLINE(ライン)アプリを7月1日にリリースした。同時に認知症の最新情報を掲載するサイトと認知症の人との接し方を漫画で分かりやすくまとめたリーフレットも発表した。



 リリースされた「まちかどケア」ライン公式アカウントは、質問形式で認知症に理解を深めることができるなどの市民向けの機能と、ボランティアである認知症サポーター向けの機能がある。漫画版の啓発リーフレットは今後、市内のコンビニや商店街の店舗などへの周知を予定する。



 市民セクターよこはまとドコモは2018年に連携を開始した。ドコモはデジタル技術を活用した社会課題解決のフィールドを模索。その中で認知症サポーターを養成する「キャラバン・メイト」事業を市から委託されている市民セクターよこはまに、ドコモから連携の働きかけがあったと。ドコモの技術と市民セクターよこはまの認知症に対するノウハウが結合し、アプリなどが完成した。



 市民セクターよこはまの吉原明香事務局長は「認知症は当事者性の高い症状。より身近なところで理解を深めていければ」と新しいアプリの役割に期待する。

 

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