市立永田台小学校(武山朋子校長)の4年生は総合学習などの一環で、南永田団地の住民から生ごみ処理器「キエーロ」の機能を教わった。7月6日に4年1組の35人が団地を訪れ、キエーロを間近で見学。容器の中で起こる土壌混合法などについて学んだ。
「キエーロ」は土の中の微生物を利用して生ごみを消滅させるもの。バクテリアと土の力で生ごみを分解する土壌混合法を用いる。野菜の皮など、調理中に出る生ごみを捨てずに活かせるので家庭にキエーロを設置する人もいる。
団地住民の有志らが運営する「サロンほっとサライ」は市資源循環局南事務所からキエーロを借用し、4月から使っている。団地住民で環境事業推進委員の佐藤明美さんが管理し、団地で出る生ごみの再利用を行う。
児童は総合学習と社会科の授業で環境問題などについて学び、家庭ごみが海洋汚染の原因になっている現状を知った。身近で環境保全につながる活動がないかを調べ、交流のある佐藤さんにキエーロについて教えてもうことに決めた。
児童は佐藤さんからキエーロの役割や仕組みなどを教わった。4年1組の飯干望教諭は「授業を通し、無駄をなくそうという考えが備わった」と児童の環境保全に対する意識向上を評価した。
同校はキエーロの設置を検討中で、導入後は児童や教職員の家庭、給食で出た生ごみなどを再利用するとしている。
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