南区 人物風土記
公開日:2021.09.16
「東京2020パラリンピック聖火リレー」を神奈川県代表として走った
小石 昌矢さん
横浜総合高校3年 17歳
夢舞台へ駆け上がる
○…「温かい声援が背中を押してくれた」。走り終えた後は大きな達成感が生まれたという。自身はパラ水泳選手。パラリンピックで躍動するライバルたちの姿を目に焼きつけたことで夢が大きく膨らみ、「3年後のパリ大会は自分も出場したい」と意欲を燃やす。
○…戸塚区出身。生まれつき、手足に障害がある。父・純一さんの勧めで4歳から水泳を始めた。水への恐怖心があったが当時のコーチに「『魔法のゴーグルだよ』と手渡されたゴーグルを装着したら不思議と潜れるようになった」と笑う。普段は港北区のバリアフリーが備わったプールを拠点に活動するがコロナ禍の影響で営業時間が短縮されたため、休日に純一さんの車で静岡県のプールに足を運ぶ。「限られた練習時間の中で良い結果を出すための意識が高まった」と話し、自宅で行う筋肉トレーニングは30分間と決めて集中力を発揮する。
○…最近、障害が一段階軽度なクラスに変わったことで、今までよりも速いタイムを求められるようになった。200m自由形の自己ベスト記録は3分28秒だが「あと10秒はタイムを縮めないと上位の選手とは勝負にならない」ときっぱり。「メダル獲得には3分を切る泳ぎが必要。1年、2年と練習を積み重ねていき、世界で通用するメダリストになりたい」
○…息抜きは対戦型のオンラインゲーム。「コロナで大好きなカラオケができないというストレスを発散できる」と笑う姿は今どきの高校生だ。学校帰りに行きつけの弘明寺商店街のカフェでくつろぐなど、登校する度に南区への愛着が強まる。「皆さんの目に触れるような活躍を見せて、南区の方々からも応援してもらえるように成長したい」。誠実さと若き力で未来を切り拓く。
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