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公開日:2022.03.24

井土ケ谷小5年生
バッグ作り店舗で貸出
スーパー・市民団体と連携

  • エコバッグを手にする5年1組の児童

    エコバッグを手にする5年1組の児童

 市立井土ケ谷小学校(鈴木正憲校長)の5年1組の児童がプラスチックのごみからエコバッグを作り、レジ袋削減のため、近所のスーパーで貸し出す取り組みを3月9日から始めた。学校周辺のごみを減らしたいという思いで始まった活動が市民団体や企業とつながる結果となった。バッグの貸し出しは長期間続く可能性があり、学校側は「子どもが大人と関わることで、社会を少しでも変えられることを実感してもらえれば」という。

ごみ削減へ

 5年1組は、総合学習の中でSDGs(持続可能な開発目標)に着目。学校周辺でごみのポイ捨てが目立つことから、ごみ削減の取り組みを進めることにした。「NIG(なくそう 井土ケ谷の ごみ)プロジェクト」と名付け、地域を歩きながら、ごみが側溝や自動販売機、植木の裏など、隠れたところに捨てられていることを見て学んだ。

ボラ団体が救いの手

 しかし、コロナ禍で校外での活動が制限されたこともあり、児童のごみ拾いが暗礁に乗り上げた。その中で井土ケ谷などで清掃活動を行うボランティア団体「グリーンバード」の存在を知り、団体から話を聞くことにした。そこで、ポイ捨ての中で最も多いのがペットボトルなどのプラスチックごみであること、プラごみからエコバッグを作れることを知った。

 児童はごみ削減に加え、エコバッグを作ることにも関心が向き、同団体と協力し、バッグ作りを目指すようになった。話し合いの中で、「自分たちの思いをより多くの人に伝えるには、バッグを販売や配るよりも貸し出した方が良い」という意見にまとまり、同校の目の前にあるスーパー「サミット井土ヶ谷店」に提案。同店がレンタルを快諾し、デザインや制度を話し合った。

 グリーンバードが拾ったプラごみを使って80枚のエコバッグが作られた。SDGsの目標の一つである「パートナーシップ」をイメージし、目標番号である「17」を意識して17人が地球を囲んで囲む絵がデザインされている。

サミット全面協力

 サミットに用意されたバッグは白と黒の2種類。サービスカウンターに氏名や連絡先を伝えれると、最長1週間まで借りることができる。回収したバッグは学校側が洗濯して、循環させる。

 貸し出し開始直後から「面白そうなので借りてみる」とバッグを手にする買物客もいた。店内には児童の取り組みを説明したポスターなども貼られ、店側も支援する。

「社会変えられる」

 児童からは「ごみのことを調べるうちに、ポイ捨てする人の気持ちを考えるようになった」「もっとごみを減らせると思う」などの声が出ているという。担任の野口由佳教諭は「大人と関わることで社会を少しでも変えられることに気が付いたのではないか」と児童の成長を感じている。

 貸し出しは学年が変わる4月以降も続く可能性があるという。同校の鈴木校長は「店舗の協力によって実現できた。SDGsの取り組みを学校全体に広げていきたい」としている。

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