大岡在住の相馬友子さん=人物風土記で紹介=が育てた野菜を自宅のガレージで販売している。6年前から続けている取り組みで、農業の印象が薄い南区に地産地消の魅力を発信していく。
相馬さんは神奈川区で約1500平方メートルの畑を土地所有者から借りて野菜を育てている。大根やニンジンのほか、初夏はソラ豆、冬はブロッコリーなど、季節の野菜を栽培。水曜と土曜の週2回、大岡3丁目第二公園の近くにある自宅のガレージで100円から200円ほどで販売している。
横浜産の野菜の鮮度に感動し、施設職員から農家を志した。市が農業以外から職業として新規就農を目指す市民を養成する研修に参加し、保土ケ谷区内の農家でノウハウを学習。2015年に「横浜チャレンジファーマー」に認定され、神奈川区で野菜作りを始めた。現在は、自身が作った大根を使った「大根寿司」が横浜市役所内の商業施設「ラクシスフロント」2階にある「TSUBAKI食堂」で提供されている。
市によると、南区の自給的農家と販売農家を合わせた総農家は9戸で、市内で3番目に少ない。相馬さんは「横浜でおいしい野菜が採れることを皆さんに知ってもらい、地産地消を推進していければ」と話している。
直売は水曜、土曜の午前10時から(なくなり次第終了)。問い合わせは相馬さん【電話】090・2539・1788(午前9時〜午後5時)。
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