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南区版 公開:2022年5月19日 エリアトップへ

地区懇 3年ぶり全地区で 地域活動のヒント共有

コミュニティ社会

公開:2022年5月19日

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3年ぶりとなった蒔田地区の懇談会
3年ぶりとなった蒔田地区の懇談会

 連合町内会単位で地域の課題を住民と区役所職員らが共有、話し合う「南区地区懇談会」が5月10日に始まった。新型コロナウイルスの影響で2020年は中止、21年も一部で取り止めたため、全16地区で開催されるのは3年ぶり。6月下旬まで開かれ、コロナ禍で停滞している地域活動再開のヒントを探していく。

 地区懇談会は1966年に始まった南区独自の行事。区と連合町内会長連絡協議会が共催し、16地区ごとに実施。地域から希望者が出席し、行政からは区長や議題に関係する職員が参加。消防署や警察署の職員が参加することもある。

 以前は参加住民が横断歩道の設置やごみ収集法の改善を訴え、行政側がそれに回答する時間を設けるなど、要望を直接伝える意味合いがあった。しかし、近年は事前に設定した課題に対して、解決につながる自治会町内会の活動事例報告が中心になっている。一部地区では、住民がグループに分かれ、議題を討議をする方法を採り入れる。

 新型コロナの影響で20年は全地区で中止。21年は希望した10地区が参加者を限定し、人数を絞って開催。一部地区は、ビデオ会議システムを用いてリモートで実施するなど、状況に応じた工夫もあった。

 3年ぶりに全地区開催となった今年は5月10日の中村地区からスタート。昨年に続いての開催となった中村地区は、災害時の給水方法について水道局の職員から話を聞いた。3年ぶりの実施だった11日の井土ケ谷地区は防災、12日の蒔田地区は防犯をテーマにし、いずれも区職員や南警察署の担当者から話を聞く内容が中心だった。

 感染予防の観点からコロナ禍前に多く見られた討議形式を採用する地区は少ない。参加した蒔田地区の町内会関係者は「懇談会で聞いた話を町内会に持ち帰って、何ができるかを考えたい」と話し、コロナ禍で顔を合わせる機会が減る中、地域活動再開のきっかけにしたいとした。

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